各地で様々な気候の「南国」


 ベトナムの北端は中国との国境で北緯約23度22分で、北回帰線に近く、また台湾でいうと南部地方と同緯度である。日本から見れば全体が「南国」と言える。しかし、南端のメコンデルタまで直線距離で約1650kmと長く、私の行った1月でも北のハノイと南のホーチミンでも10℃くらいの気温差があり、また、全体が乾季かと思ったら、中部のダナンやホイアンはまだ雨季だということで、複雑な地形、気候だと思った。この複雑な気候には、ベトナムの西部を走るアンナン山脈と季節風の向きが大きく影響しているとのこと。
 すなわち、「11月から4月にかけては、中国の内陸から冷たいかわいた北東風がベトナム北部にふきこみます。ところが中部に向かう風は、南シナ海の上を通るので多くの水分を吸い込み、・・・山脈にぶつかって風上の中部沿岸に雨を降らせ、この地方を雨季にします。そして、山脈の風下にあたる南部では乾季になるのです。・・・一方、5月から10月までは、高温で湿った南西風が、インド洋からシャム湾を通って・・・山脈の手前のベトナム南部にふきつけ、雨を降らせます。この風はさらに、南シナ海やトンキン湾で再び水分を吸収し、・・・南南東の風となってベトナム北部にふきこみ、・・・蒸し暑い雨季にします。」(『目で見る世界の国々164 2東南アジア』TBSブリタニカ p.29)
      
(左)11月~4月の気候        (右)5月~10月の気候
この地図のアンナン山脈の位置については、サイト「★世界の人々 ベトナム社会主義共和国 ベトナムの風土」https://ouxito2.info/index.php?sekai313 を参考にさせていただきました。
 毎日の実際の気温の記録をネットで探したが見当たらなかったので、平均の1月のもので示すと(サイト「Climate Data」などより)、
 ハノイは最高気温19.3℃、最低気温13℃、雨の日数7日、降水量47mm
 ホーチミンは最高気温30.8℃、最低気温22.2℃、、雨の日数3日、降水量28mm
 ダナンは最高気温23.6℃、最低気温20℃、、雨の日数14日、降水量189mm

https://www.travel-zentech.jp/world/map/vietnam/Vietnam_Outline_Map.htm

 ハノイにも椰子の木(ひょっとしたら、びんろうかも)があり、また空港のレストランで飲んだ、冷やした「椰子の実ジュース」はクセの無い薄い甘さを感じるものでたいへん美味しかった。私には長袖綿シャツにジャケットでちょうどよかった。

  

ハノイのバーディン広場にて。半袖の人はいない。


 ホーチミンは30℃越えだと言われた。私は長袖綿シャツ腕まくりで過ごした。

ホーチミンのベンタン市場前の広場にて。半袖の人、ノースリーブの人もいた。


ホーチミンは夜も外で飲食できる温度だった


ベンタン市場に並ぶドリアンなどの南国の果物


南部メコン川沿いはヤシ林が広がる

 

ココヤシ(左)と幹の無いニッパヤシ(右)


1月はダナンなど中部は雨季であった。市内にて。12月再訪時もにわか雨にやられた。


 「南国」のため、北部では米の二期作、南部では三期作が当たり前だという。

中部の田んぼでは1月の田植えがなされていた。

ステレオタイプのノン(笠)を被った農民


  

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