島の中の「ミトのメコン川クルーズ」
ベトナムを流れる大河メコン川のクルーズ、というツアーがあり、興味があったので参加した。ツアーの参加場所は、ホーチミン市から自動車で約1時間半、私は前日ベンチェ市というところに泊ったのでそこからは30分で着くミト(ー)というところ。このメコン川沿岸の街からモーターボートでメコン川を横切り、このへんの川の中に4つある島のうち、一番大きなトイソン島に上陸した。これは「ユニコーン島」という意味だが、ガイドは「麒麟島」だと説明した。さらに残りの3つの島は、ロン(龍)島、フン(鳳凰または不死鳥)島、クーイ(亀)島と名づけられている。トイソン島は東西に4㎞の島で、土産物屋や果物を食べる店などが多くある。大人数で行くとアオザイの女性が南部民謡なども歌ってくれる。私は次のようなフルーツセットを提供されたが、初めて食べたジャックフルーツが、風味がプリンスメロンに似ていてとても美味しかった。

ミトのモーターボート乗り場(右)と横断したメコン川(左)

モーターボートでトイソン島に向かう(左)。トイソン島には土産物、飲食物、衣類などの店が並ぶ(右)

ツアーにセットで含まれていたフルーツ盛り合わせ。左手前がパパイヤ、時計回りにジャックフルーツ、ドラゴンフルーツ、龍眼(皮を剥くとぎょろっとしたライチのような実が食べられる)、パイナップル、グアバ。真ん中のは砂糖かと思ったら塩だった。

このトイソン島で見たジャックフルーツの木
フルーツを堪能した後、いよいよボートによるクルーズであった。ボートの前後で二人の女性が漕いだ。幅5mくらいの水路を静かに進む。揺れないが、万一のために、ボートの縁ではなくそのすぐ内側の手すりのようなものをずっと掴んでいるよう指示を受けた。頭上には、幹の無い椰子、すなわちニッパ椰子が続いた。この椰子はこの島だけではなく、ベトナム南部で各地に見られ、ココヤシと勢力を争っているかのようである。ときどき空のボートとすれ違う。たぶんお客を乗せた戻り船かと思った。10分も乗ったであろうか、あっという間に終わった。乗ったときの位置関係から、島の脇を進んでいるとは思っていたが、帰国後、調べてみるとこのトイソン島の中の水路を進んだだけのもののようだ。ツアーそのものが皆ここを通るものだという。ただ、GoogleMapsにはその水路は載っていない。まあ、島の中の水路ではあったが、メコン川とつながっているはずだし、その意味では「メコン川クルーズ」と言えよう。
(左)ボート乗り場 (右)青い部分がボートの縁。黄色が握っているよう言われた手すり

島の中の水路をボートで進む。周りはニッパ椰子。